儚いものを挙げてみようよ あなたは幾つ知っているかな 指折り数えて あなたの小指に手をかけ 6つ目を開こうとした時に 哲学の汽車が現れた 待っていたはずなのに 別れはいつも唐突ね 銀河を抜けるシートに座って私は 燻るランタンに集まる鱗粉類の 不安を食べてあげるの 祈りの世界に住むことにしたから あなたはリアルを第一義に考えながら 仕事の隙間にふと銀河を探してしまうのよ 耳鳴りの中に私の乗った汽車が 近付いてきてはいなかったかと 一瞬考えてしまうのよ 儚いものとは そういう事なの
by alex_zone
| 2006-10-07 23:09
| 詩
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